1960年代ロック名盤 ジャニス・ジョプリン「PEARL」

20世紀のロック

こんにちは。ガオランです。現代に聴いてほしい20世紀ロックの2枚目は、ジャニス ジョプリンの「PEARL」です。

ジャニス ジョプリン

1943年アメリカに生まれ、1970年に27歳で夭折した伝説の女性ボーカリストです。まさに女性ロックボーカリストのパイオニアと言える存在です。彼女の歌声は非常に力強く、時に魂を燃焼させるかのような激しいものですが、同時に壊れてしまいそうな繊細さも持ち合わせていました。その歌声は、彼女の死から50年以上経過した現代でも色褪せることはなく、永遠に聴き継がれるのではないでしょうか。

音楽的特徴

ジャニスの音楽を語るのにブルースは外せないキーワードです。ブルースをベースにカントリー、ロック、ソウル等幅広い楽曲を歌いこなします。特にブルースを歌った時のうまさは特筆すべきものがあります。私の知る限りブルースをここまで歌える女性ボーカリストはいません。ちなみに、ブルースとはアメリカの南部にて生まれた黒人音楽のことであり、日本の歌謡曲で歌われるブルースとは別物ですね。

アルバム「PEARL」

彼女が遺したスタジオアルバムは僅か4枚です。ソロ名義の2枚目であり、ラストアルバムであり、死の直前まで録音し続けたのがこの「PEARL」です。彼女の死の翌年の1971年にリリースされました。日本では「ジャニスの祈り」という邦題の「Move Over」のような最高のロックナンバーもありますが、このアルバムでは繊細な歌唱も魅力的で、「A Woman Left Lonely」や「Get It While You Can」の繊細かつ力強い歌唱も絶品です。現代だからこそ、是非聴いてほしいアルバムです。

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